シングルマザーのナースの毎日のこと

小学生と中学生の子供二人を持つシングルマザーのアキです!毎日育児と家事と仕事に忙殺されながら何とか頑張ってます!

脳室ドレナージの話

うちの病棟には、件数は少ないですがたまに脳外科の手術後の患者さんが入られます。

うちで多いのは減圧開頭術後の患者さんとか、脳室ドレナージの患者さんなどが多いです。

たまにしか来ないので、いまいち勉強が進まない分野でもあります。

 

自分用にまとめたものの備忘録です☆

 

そもそも脳室ドレナージとは

 

脳室ドレナージとは、脳脊髄液や血液を排出させて、頭蓋内圧をコントロールすることを目的として行います。

 

うちでは、脳腫瘍や脳内出血などによる脳脊髄液の通過障害や吸収障害によって生じた水頭症の患者さんに適応されていることが多いかなと思います。

水頭症は髄液が頭蓋内腔に過剰に貯留している状態を指します)

 

基本的に水頭症の患者さんには、シャント術が施行されますが、その前段階として感染などの要因からシャント術を行うことができないときに、一時的な処置としてシャント術が行われていることも多いです。

 

 

ちなみにシャント術の種類は

V-Pシャント(脳室腹腔シャント)

一番よく行われています。脳室→腹腔にシャントを作り、髄液を排出させます。

 

V-Aシャント(脳室心房シャント)

脳室→右心室にシャントを作ります。

 

L-Pシャント(腰椎腹腔シャント)

腰部クモ膜下腔→腹腔にシャントを作ります。

 

 

脳室ドレナージの実際

・脳室ドレナージ用の専用のスタンド(目盛りがついたもの)があります。

患者の外耳孔の高さとスタンドの目盛りのゼロ点を、レーザーポインターや水準器などでゼロ点を合わせます。

 

・先生が設定圧の指示を出すので、その通りに設定圧を設定します。

 

 

 

 

・排液量を時間ごとに測定し、排液量の増減によって、設定圧を変更することがあります。先生が事前に指示を入れてくれます。

 

〇〇ml以上で〇〇cmH2O設定圧をあげる

など!

 

・感染予防にも注意する

頭蓋内は外部と直接交通しているため、感染を起こしやすいです

 

一番注意すること

・排液量の観察!!大切です。

排液量が急激に少なくなったり、出なくなったりすると危険です。

ドレーンの屈曲や閉塞箇所がないか確認します。この状態が続くと頭蓋内圧が亢進してしまうので、頭蓋内圧亢進症状(頭痛・悪心・嘔吐、クッシング症状(AP上昇とそれに伴うHR低下など)の観察とともに、意識レベルの低下、神経症状の有無を確認し、すぐにDrコールします。

 

排液量が急激に増加する場合も危険です。

サイフォンのクレンメの開放のし忘れという場合も考えられますが、 この場合も頭蓋内圧が亢進していることが考えられます。この場合も症状を観察し先生に報告します。

 

必ず先生が排液量のDrコールラインを指示で出してくれているので、それを逸脱するときはすぐに報告します。

 

・ドレーン挿入部の汚染

ドレーン挿入部から髄液が漏れていることが考えられます。ドレーンの屈曲や閉塞している場合も考えられますが、感染を起こす可能性も考えられるため、先生に報告し必要に応じて、消毒や再縫合したりもします。

 

 

まとめ

脳外の患者さんはあまり数は多くないので、いまいち勉強するのが後回しになってしまいます。

ちょっとづつ頑張っていきたいなぁと思っています。

 

 

ちなみに・・・関係ないけど

 

脳外の先生方は、外科の割に穏やか〜な性格の先生方が多いような気がします。

そしてすごくオシャレです。

いつもスーツをバリっときていて、ダンディなおじさまが多いです( ^ω^ )w

お一人の先生は、出勤の時いつもハットをかぶってらっしゃるんですが、めちゃめちゃ似合っちゃってます!イケメンなのもあるでしょうが。

素敵な年の取り方だなーと思っちゃいます。