シングルマザーのナースの毎日のこと

小学生と中学生の子供二人を持つシングルマザーのアキです!毎日育児と家事と仕事に忙殺されながら何とか頑張ってます!

片側巨脳症の話

この前珍しい疾患の症例に出会ったので、忘れないうちに記録に残しておこうと思います。

 

片側巨脳症とは

片側巨脳症は、先天的に一側の大脳半球が形成異常により巨大化した状態で、難治てんかん、不完全マヒ、精神運動発達遅滞が見られます。非常に稀な疾患だそうです。

 

胎児期から出生時までに大頭を指摘され発見されることもあるそうです。

 

てんかん発作は、新生児期から幼児期が大半なんだそうです。

てんかん発作は、抗てんかん薬で発作の抑制を試みるが、治療抵抗性の場合が多いそうです。てんかん発作を抑制することが出来ない場合は、早期に外科的治療(半球離断術)を行うそうです。

 

こちらのサイトを参照させていただきました。

www.nanbyou.or.jp

 

 

開頭術後の看護

さて問題は術後管理です。

 

先生!!!術後どこをどう見たらいいんですか???

私たちこの疾患見たことないですよーーーー。という話になりました。

看護師さんは、開頭術後の看護をしてもらったら良いからとお声を頂いたので、一応そちらもシェア。

 

 

術後合併症について、早期に起きる合併症による頭蓋内圧亢進症状や、脳の損傷部位による神経脱落症状の出現によって、症状が著しく変化する可能性があります。

 

特に、循環動態の変化、発熱・意識レベルの変化、瞳孔不動、対光反射などを継時的に観察していきます。

(特に術後24〜48時間は合併症が多発しやすいと言われています)

 

術後出血

AP上昇に伴う止血不完全な部位からの出血で、術後24時間以内に生じやすい。

 頭蓋内出血・急性硬膜外出血・急性硬膜下出血など

      ↓

   頭蓋内圧亢進

      ↓

    脳ヘルニア

      ↓

   リオペになることもあります。

 

脳浮腫

手術によって脳組織が損傷を受けたことによって増悪、頭蓋内圧亢進を起こす。

こちらも術後24時間以内に生じやすいです。

術後出血とともに脳ヘルニアの要因となり得ます。

 

術後から基本頭部は20〜30°挙上、体位交換は頸部の圧迫・屈曲が静脈還流を阻害するため注意して行う必要があります。

 

水頭症

脳脊髄液が脳室やクモ膜下腔などに過剰に貯留した状態。頭蓋内圧亢進につながるため注意する。

 

痙攣発作

術後出血・頭蓋内圧亢進・脳浮腫・酸素欠乏など、局所的な刺激が加わることによって起きることがあります。

痙攣発作の型・部位・持続時間・意識消失の有無など観察していきます。

 

尿崩症

術後のホルモンの分泌異常、ADHの分泌障害による尿崩症に注意が必要です。

低比重の尿が多量に排泄されるのが特徴で、放置すれば急速に極度の脱水状態に陥るため、INーOUTバランスには注意が必要です。

 

感染リスク

呼吸器合併症や尿路感染症、創部感染症髄膜炎のリスクなど様々な感染リスクがあります。

 

 

まとめ

脳って本当に難しい。いや心臓も難しいけど。

覚えることが多すぎて、何が何だか・・・。

 

勉強してると医者ってやっぱりすごいなぁと思わずにはいられません。

そりゃ給料も桁違いも納得。

 

私ももう少し頭良く生まれたかったなー。