シングルマザーのナースの毎日のこと

小学生と中学生の子供二人を持つシングルマザーのアキです!毎日育児と家事と仕事に忙殺されながら何とか頑張ってます!

カテコラミンの話

今日も私の備忘録です。今日はカテコラミンについて書いていこうと思います。

 

カテコラミンとは・・・

 

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カテコラミンとは交感神経刺激薬です。ショック後や心外術後など様々な場合にカテコラミンは使用されます。私の働いている病棟でも、カテコラミンを使用されている患者さんは多くいらっしゃいます。

 

ただカテコラミンといっても薬剤の種類や容量によって、様々な作用があります。

まとめて見ました。文献により若干の違いはあります。

 

 

α1受容体

(血管収縮)

β1受容体

(心拍数・心収縮力の増大)

β2受容体

(気管支・血管拡張)

ドパミン受容体D1

(心収縮力の増大、腎・内臓血管の拡張)

PDEーⅢ阻害

(心収縮力の増大、血管拡張)

特徴

アドレナリン

Adr)

+++

++

++

 

 

HR↑↑

不整脈誘発+

ノルアドレナリンNAd)

++

 

 

 

BP↑↑

ドパミン

DoA)

++

(10γ以上)

++

(3〜8γ)

+++

(1〜3γ)

 

HR↑

BP↑

不整脈誘発+

ドブタミン

(DoB)

 

+++

 

 

 

HR↑

ミルリノン・コアテッ(olp)

 

 

 

 

++

HR↑

 

アドレナリン(Adr)・・強心・昇圧薬

蘇生時によく使用される薬剤です。その他の状況で使用されることは、あまりないと思います。

 

ノルアドレナリンNAd)・・昇圧薬

 

α1受容体に主に作用する。(ただし作用はAdrより弱い)

血管収縮作用にBP上昇を目的として使われることが多い。ただし血管収縮により後負荷が増大するため、HR上昇はあまり期待できない。

DoAとDoBを併用でもBPを維持できないときに使用することが多い印象があります。

 

ドパミンDoA)・・昇圧薬

ドパミンは容量によっても作用機序が異なる薬です。

1〜3γ(低用量)・・・腎のD1受容体に作用し、腎血管拡張し腎血流が増大するため、利尿作用があります。

3〜8γ(中用量)・・・心臓のβ1受容体に作用し、心収縮力を増大させるため、HRが増加する。

10γ以上(高用量)・・・α1受容体に優位に作用するため、血管収縮するため、BPが上昇する。

 

ドブタミン(DoB)・・強心薬

心筋のβ1受容体に主に作用するため、心筋収縮力が高まる。そのため昇圧作用はあまり高くない。しかしDoAより不整脈は起こしづらいそうです。

心不全時、DoAとDoBを併用して、利尿+強心作用を期待して使用されることが多いです。 

 

おまけのコアテック(olp)・ミルリノン・・PDEーⅢ阻害薬

コアテックやミルリノンはカテコラミンではありませんが、PDE-Ⅲ阻害役は強心作用があります。PDE-Ⅲ阻害薬は、心筋におけるcAMPを分解させる阻害させることにより、陽性変力作用と血管拡張作用があります。

血管拡張作用により後負荷が軽減されるため、心収縮力増大し、HRは増大する。

低心拍出状態で肺うっ血のある心不全の患者さんによく使われている印象があります。

 

 

まとめ

 

カテコラミン製剤は、輸液管理に最も気を遣う製剤です。

重症患者さんでは、輸液交換のタイミングで、徐脈や血圧低下を招くことも多くあります。モニターに常に気をつけて見ていかなくてはいけないです。

 

また基本的にはCVルートから投与することが基本ですが、救急時などは難しい場合もあります。特に血管収縮作用のある薬剤は点滴もれを起こすと、局所の血管収縮により虚血性壊死を起こすことがあるので注意が必要です。

 

薬難しいです。1年目の時は本当に苦労しました・・・。

いまだにまだまだですが、頑張りたいと思います。